Eucalyptus

Eucalyptus・・この素晴らしい樹木を日本でも広めたい!

ユーカリの魅力について

2001年7月22日


再度、ユーカリについて
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今年の1月に、このホームページを立ち上げたときにユーカリのページをアップしました。 ユーカリについての概要はそちらをご覧戴くとして、その魅力を少し追加しておきましょう。 上の写真は左より、Alex's Gardenの隅に作った、コアラの森。中央はレアプランツ・ジャパンで撮影したユーカリの花(E.Ficifolia)。 そして右が、Alex's Garden で初めて出来つつあるユーカリの実。



ユーカリの思い出
オーストラリア人にとって、ユーカリは日本人にとっての松であり、桜であるような気がします。 「心のふるさと」的な樹木なのだと思います。正直なところ、僕はオーストラリアに行って最初のころは、 だらしない樹形であまり「美しい木」をいうイメージを持つことは出来ませんでした。 ところが、ゴルフ場でオーストラリアの友人が立ち止まって、ユーカリの巨木を眺め、偉く感心して"Oh! Beautiful Tree!"とか、 ドライブしていて立派なユーカリを指さし"Great!"とか・・、彼らがユーカリを絶賛する言葉を何度か聴きました。 最初のうちは、オーストラリア人の美意識を「ああ、そうなんだ〜」と、人ごとのように感じていたのですが、周りが皆、 ユーカリを絶賛するので、やがて、すっかり「感化」され、本当に美しい木と花であるように思えるようになってしまったのです。 早朝のゴルフコースのユーカリ林のあの「スーッッとするユーカリの香り」や山岳地帯の屋久杉よりも遙かにでかい「ユーカリの巨木の森」 そして、「巨木一面に真っ赤に染まるガムツリー」、そして白樺よりも美しい白い幹・・・・決して、日本の松のように人が枝を整えることもなく、自然のままの枝をのびのびと広げる スケールのでかい自然の美しさがそこにはあるのです。今、狭い狭い庭に種から育てたユーカリを十数本育てていますが、風に揺らぐしなやかな枝、 太陽に光る銀葉、そして、あの「スーッッとするユーカリの香り」が、オーストラリアの豊かさを運んでくれるのです。




eucalyred722_s.jpg Eucalyptus Camaldulensisで、国内でも出回っているポピュラーな山林用のユーカリです。成長が早く、 今春3メートルくらいのところで幹を切ったのですが、あっと言う間にご覧のように伸びてしまいました。 あまり、お薦めできない品種です。狭い日本の庭では、あまりに成長が早く、風になびいて美しいのですが、お隣さんから「クレーム」がきそうです。 。
eucaly722_s.jpg 今年、初めてEucalyptus Camaldulensisの花が咲きました。白い可憐な花ですが・・・、約1年前から蕾を持ち、咲くまで1年かかって、咲いている期間は、ほんの数日でした。 このあと、ガムナッツが出来るのが楽しみです。
eucahang722_s.jpg Camaldulensisは成長が早いのでマメに剪定が必要です。切った枝は、ご覧のようにドライフラワーになります。良い香りがして、蚊除けにもなります。
eucaflown722_s.jpg 小さな白い花が、やがてナッツになります。ユーカリの花の魅力は、やはり、E.Ficifoliaのピンクやオレンジの花やE.Sideroxylon の垂れ下がるピンクの花ですが 、取りあえず、Alex's Gardenで最初に咲いたのは、この花です。コレが、ユーカリの全てだとは思わないで下さいね。
eusidero722_s.jpg 期待のユーカリEucalyptus Sideroxylon Roseaです。蕾が沢山つきました。昨年も蕾を持ったのですが残念ながら、 秋には咲かずに落ちてしまいました。今年こそはローズ色の美しい花を咲かせてくれることを祈っています 。咲いたら、多分、国内初の快挙!この花はSGAPで見ることが出来ます。 SGAPとは、Society of Growing Australian Plantsです。とても充実したサイトです。
frisk_s.jpg インターネットではあの魅力的なユーカリの香りをお伝えすることが出来ないのですが、近いモノは「FRISK」のユーカリミントです。 カネボウフーズさん、「商品写真」無断掲載ゴメンナサイ!たしか200円です。無駄で長いつまらない会議の必需品です 。間違っても、レモン・ユーカリや生け花のマルバ・ユーカリは、 Alexにとっては、本物のユーカリではありません。
http://www.geocities.co.jp/Foodpia-Olive/9155/snowgum2_s.jpg 最後に本場モンのユーカリの写真です。メルボルンのTamが送ってくれました。スノーガムと記されていました。だいたい、オーストラリアは 町中でも巨木が多いのですが、家の高さや、横にある電柱の太さと較べて、如何に巨木か解りますね。東京の住宅街ではあり得ないことですね。 幹の美しさに注目ください。


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