Alex's Gardening Report
「レア・プランツ・ジャパン」
(福岡・甘木市)(6月30日)
福岡・天神から西鉄で約30分の小郡駅までShigeさんが、ランド・クルーザー「ビッグ・ホーン」で迎えに来てくれました。
「レア・プランツ・ジャパン」HPの自己紹介で登場の「写真」より、実物の方が、格好いい美男子でした。梅雨空のあいにくの天気でしたが、オージープランツの茂る「レア・プランツ・ジャパン」は、オーストラリアの乾いた風を感じる別世界でした。
写真は、左より「ユーカリ」「事務所前のカラーリーフガーデン」「ネグンドカエデ」
![]() | な・なんと!広〜大な、土地・・・6万坪もあるそうです。つまり60坪の敷地の家が1000軒建ってしまう広さです。 まさしく、オーストラリア並みのスケールです。従業員の方も、大勢いらっしゃいましたが、それでも、とても管理しきれない広さだそうです。 思わず、「スペイン村」の向こうを張って「オーストラリア村」が出来るのでは無いかと思ってしまいました。 これが東京近郊だったら、有料の植物園にして、カンガルーでも放し飼いにして、オーストラリアン・バーベキュー・ガーデンでも 経営すれば「億万長者!」間違いなし・・・・?。 箱根や房総方面で「しょうもない」植物園で入場料800円位、取っているところが沢山あると思うと「もったいない限りです」 。 |
![]() | さて、レアプランツのShigeさんですが・・、とっても「骨のある」というか、「ポリシーのしっかりした」魅力的な方です。 オーストラリアの植物栽培を始めた動機が「フラワー・ガムの花」つまり房咲きの「ユーカリの花」です。左の写真です。 その「感動!」が今の「レア・プランツ・ジャパン」の原点だそうです。つまり、本当に「美しい花」に感動して「普及したい!広めたい!」という植木業者としての哲学をお持ちです。 多くの植木や草花の業者が「金儲けになる花」のみを追求している現実を思うと、頭が下がる思いですし、オーストラリアン・プランツファンのAlexとしては「応援したく」なってしまいます。 そして、あの「フラワーリングガム」に感動し、その他のオーストラリアンプランツを誰よりも早く栽培し始めた「彼の感性」はやはり「ただ者」ではない、インターナショナル感覚というか、 先見性というか「光る物」を感じてしまいます。 |
![]() | Alex憧れの花。ジャカランダが咲いていました。とっても、魅力的な花木です。是非、日本で広めたい花木の一つです。葉も美しいですし、花の優雅さは最高です! ただ、難点は、普通開花まで7〜8年かかるので、庭で育てても巨大化するか寒さで枯れてしまうかでなかなか開花までは難しいようです。しかし、「レアプランツジャパン」では、 接ぎ木苗で1メートル程度で開花していました。これなら、一般家庭でも楽しめそうです。耐寒性がよく議論されていますが、今後、 オーストラリアン・ガーデニング・クラブでも情報を収集していきたいと思います。 |
![]() | 左の写真は、グレビレア・スパーブです。最近日本でも、ピグミーダンサー等が出回ってきていますが、「レアプランツジャパン」で育てているグレビレアはそんじゃそこらの物とは違う。 日本ではよく、オーストラリアの花を「気味が悪い」とか「派手で下品だ」だとか、とんでも無いことを言う人がいるが、はっきり言って、彼らは「島国育ちの世間知らず」なのです。 自分の育ったり体験した「狭い世界」の価値観しか持っておらず「異文化」を受け入れる度量を持ち合わせていないのです。きっと彼らは、ブリーチーズとワインの絶妙な味わいとか、フォアグラの美味を一生拒否し続ける人種だと思う。 まあ、どうでも良いことです。でも、「最近流行の商業的人造的草花」を受け入れて、「自然なるオージープランツ」を拒否する感性は「ニセモノ」ですゾ! |
![]() | やっぱり、←ユーカリの花は感動的だ!葉の香りも最高!Shigeさんが嘆いていたけれど、日本の業者は少し人気が出て儲かりそうだと「集中して」そればかり作り、価格が崩れてしまうそうです。オージープランツもその典型ですね。 サザンクロスとか、初恋草とか・・・。その点、「レアプランツジャパン」さんは、自分が感動した良いモノを世の中に送り出しており、そこにはきちんとした主張と創造的文化が感じられ、今後の日本のガーデニングの新しいシーンを築く一翼を担う存在だと思います。 単に、Alexがオージープランツが好きだからと言うより、「新しい文化を創造」して行く気概あふれるShigeさんの「オージープランツ」への取り組みに感動した「レアプランツジャパン」訪問でした。 |